頭痛の違いについて

- update更新日 : 2020年12月19日
folder頭痛症状別

こんにちは。院長の後藤です。
日中も過ごしやすい気候が続くようになってきましたね。
皆様どうお過ごしでしょうか?

前回の続きになりますが、一次性頭痛をもう少し説明していきます。
一次性頭痛(慢性頭痛)には、片頭痛(偏頭痛)、緊張型頭痛、群発頭痛があります。

姿勢の悪さや不規則な生活習慣も頭痛の原因になります

「片頭痛(偏頭痛)」はズキンズキンと痛み、多くは頭の片方に起こるのが特徴です。
体や感覚に異常が見られることも多く、また周期的に起こることで日常生活に支障をきたし、仕事や家事ができなくなることもあります。
前触れとしては、閃輝暗点、手足のしびれ、脱力感、言葉を喋りにくいなどの異常が現れることがあります。

「緊張型頭痛」は後頭部・首・背中・肩の筋肉が緊張することで起き、重苦しく、締め付けられる感じがするのが特徴です。
慢性頭痛を持っている方の殆どがこの緊張性頭痛です。ストレスの影響が大きく、また長時間同じ姿勢で仕事など作業をする方によくみられます。最近では、スマホやパソコンの普及で前かがみや猫背姿勢で長時間いる方が増え、「スマホ症候群」の症状で多い、頭痛や肩こり・目の疲れやかすみなどで来院される方が増えてきています。
自宅で頭・首・肩のマッサージを行うことで発症間隔や程度を和らげることができます。また、鍼や灸には筋肉に直接刺激を与え、緩ませる効果があります。

「群発頭痛」は激しい痛みが片側の目の奥(えぐられるような痛み)に起こりるのが特徴です。
症状が起きると1〜2ヶ月、ほぼ毎日激しい頭痛を繰り返します。
目の使いすぎやストレス、自律神経の乱れによるものが多く、頭(脳)の血管の収縮や拡張が引き金となっているのが一つの原因に挙げられる。
男性に多いことが特徴。

これらの症状はの主な原因は、筋肉にできるコリです。
持続的に筋肉に負荷がかかったり、ストレスがかかってしまうと、頭(側頭部・後頭部)から首・背中にかけての筋肉が張ったり、コリができてしまうことが原因で頭痛が起きてしまいます。

鍼灸治療では、鍼で深い部位の筋肉に刺激を入れることができ、灸では血行改善を行うことができ、頭痛治療に効果的です。
頭痛で悩んでいるのでしたら、一度ご相談下さい。